2016年12月31日 20:59 | カテゴリー:
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2016年9月、山形県酒田市にある「土門拳記念館」を最大の目的に山形へ。
ここは主に写真家土門拳氏の作品を展示しており、以前から一度は行ってみたいと思っていた場所です。
こちらも以前から訪問したかった場所、羽黒山五重塔、山居倉庫を訪問しつつ「土門拳記念館」を目指しました。
国宝羽黒山五重塔
酒田市の手前、鶴岡市の羽黒山に立ち寄りました。
時間の関係で山頂までは行かず、国宝羽黒山五重塔まで。
「随神門」から「継子坂」を下り「祓川神橋」にさしかかると「須賀の滝」が見えてきます。
さらに進むと「爺杉」があり、「爺杉」の向こうに「国宝羽黒山五重塔」が見えてきます。
五重塔までなら往復20分~30分ほど、山頂まで行くとなると、五重塔から一の坂、二の坂、三の坂を50分ほどかけて登ることになります。
念願だった羽黒山五重塔を見終え、次は酒田市へ。
山居倉庫
酒田市は海運で栄えた街。
その象徴でもある「山居倉庫」を訪問しました。
そして、同じ酒田市内の「酒田市写真展示館」、念願の「土門拳記念館」へ。
土門拳記念館
日本最初の写真専門美術館。
学生時代に土門拳氏の写真集「ヒロシマ」、「筑豊のこどもたち」、「古寺巡礼」などを見る機会があり、見入ってしまった記憶があります。
そして、今回、記念館を訪れて改めて写真に惹き込まれました。
カラーではなく白黒、デジタルではなくフィルム、それなのに、今まで動いていたかのような、そして、今にでも動き出しそうな人物の写真。
写っている人の心まで感じられるような写真。
「筑豊のこどもたち」で写っているこどもの表情は実に素直で、身構えることなく、取り繕うことなく、複雑な思いが表情に表れていて、見れば見るほど色々考えてしまう。
デジタルで綺麗な映像や画像が誰でも手軽に撮れる時代ですが、そんな技術でも及ばない何かがあるのでしょう。
どんな最先端のITでも及ばないもの。
技術ではないもの。
本当はそういったものを大切にしなければならないのだと、改めて実感しました。
土門拳記念館、年に何回か展示物を入れ替えていますので、再び訪れたいと思います。
晴れの日の米沢市
この年三度目の米沢訪問で初めての好天日。
やっと米沢の写真が撮れました。
8月初旬に訪れた際には上杉博物館のエントランスに大きな能舞台があったのですが、9月初旬、この写真を撮影した際に訪れるとエントランスにあったはずの能舞台が無い!
「あれっ、先月来たときに能舞台があったのに・・・」と話していたら、近くに居た地元の方が「能楽の祭典で使うので移動したんですよ。」とのこと。
てっきり、解体して運び出したのだと思っていたら、なんと、ホバークラフトの原理を利用した移動方法で移動しているとのこと。
重厚で立派な能舞台が浮き上がって移動するとは・・・
何気にすごいものが上杉博物館のエントランスにあるのです。
2016年12月29日 17:59 | カテゴリー:
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祖父母のお墓参りと愛車のメンテナンスのため、8月上旬に2泊3日で新潟県関川村と山形県米沢市を訪問。
愛車のメンテナンスとは黄ばんできたヘッドライトを透明にするというもの。
自分で磨いても透明にすることは可能ですが、1年も経たずに再び黄ばんでくるので、一度施工すれば廃車まで黄ばむことのない特殊なものを米沢の整備工場「株式会社 會芳産業」さんで施工してもらうことにしました。
わざわざ米沢まで行かずとも同様の施工ができる整備工場は埼玉県内にもあるのですが、ホームページやFacebookを見て仕事振りを確認でき、信頼できそうだったので米沢の整備工場に決定しました。
初日、山岳ドライブを楽しみつつ一気に米沢へ
往路は圏央道から東北自動車道を使い、とは言っても、山形まで高速道路でなんてことはしません。
白河中央スマートICで降り、福島県の猪苗代湖、裏磐梯、桧原湖沿いを走り、西吾妻スカイバレーを通って米沢入りしました。
朝8時頃出発して米沢到着13時頃、14時に整備工場へ車を預け、工場の社長と1時間ほど歓談。
当初は搭載していた自転車でホテルまで行くつもりでしたが、雨が降りそうだったので社長の車で送ってもらい、チェックイン後に土砂降りの米沢市内を観光。
上杉博物館や上杉神社を見て、上杉城史苑でおみやげを購入。
雨なので写真は一枚も撮らず・・・
2日目、天候を考慮し急きょ山寺観光へ
翌日、整備工場まで歩いて車を受け取りに。
また社長と1時間ほど歓談。
予定ではこの後お墓参りでしたが、関川村が悪天候とのことで翌日に変更し、急きょ山形県の山寺へ行くことに。
米沢から山寺まで約60㎞、1時間半ほどで到着。
平日と言えど夏休みまっただ中ということで結構な混雑。
山寺付近では土産屋のおじさん、おばさんが駐車場を探している車を有料駐車場へせっせと誘導していましたが、私はほぼ誰も来ない奥の無料スペースへ。
どうせ山寺を歩けば大汗をかくのですから、山寺から離れた場所に駐車して歩いても同じです。
その無料スペースは、「山寺風雅の国」、「山寺芭蕉記念館」、「後藤美術館」の奥にあり、そこから山寺までは歩いて10分ほど。
広いスペースに車1台が駐車してました。
山寺と言えば自分としては「山寺ホテル」なのですが、今はホテル?旅館としての営業はしておらず、地元の資料館になっています。
以前に泊まった思い出があります。
ホテルと名乗りつつも完全な日本旅館で、床はギシギシ、引き戸を閉めても隙間が、といった感じで、別の意味で記憶に残っている旅館でした。
もう宿泊することはできないので、ある意味、貴重な経験をしたと言えるでしょう。
主役の山寺(立石寺)は2度目の訪問ですが、変わったところは外国人観光客が増えたことでしょうか。
学生の頃に来た際には外国人観光客を見た記憶がありません。
今回は外国人だらけ、そして、外国人の方が熱心に風景を見たり、写真を撮ったりしていました。
山寺ホテルの写真に写っている女性も外国人観光客で、一人旅のようでした。
山寺を観光したこの日も米沢に宿泊です。
山寺からの帰りに「道の駅あさひまち」で山形のラ・フランスを使った果汁100%ジュース「山形代表 ら・ふらんす」を飲み、「道の駅白鷹ヤナ公園」でお墓にお供えする地酒を購入しました。
3日目最終日、5年振りの新潟県関川村へ
最終日、祖父母のお墓参りのため新潟県関川村へ。
途中の川西町小松で花を買い、国道113号をひた走ります。
小松の花屋さんは前日夜にiPadで探しました。
「小松花屋」さんに決めたのは、朝早くから開店しているのと、ホームページを見てお店の雰囲気が気に入ったからです。
5年振りの関川村、山形県側から来る時はいつも鷹ノ巣のつり橋から立ち寄ります。
つり橋と言っても軽自動車が通れるほどの頑丈なものなので、歩いてもスリルはそれほど感じません。
スリルを感じたい方にはつり橋近くの展望台をおすすめします。
山の頂上にちょこんとある展望台ですが、この山、登るの結構大変です。頂上近くになると鎖場があり、高さ3~5mほどのほぼ垂直な岩場を鎖を頼りに登ることになります。※高さについては記憶が定かではありません。
展望台から見下ろすつり橋の方がスリルあるかと思います。※今回は登っていないので写真ありません。
鷹ノ巣つり橋を見たら次は「丸山大橋」。
アーチの長さは全国市町村道にかかる橋の中で日本一だそう。
丸山大橋から関川村を見渡し、祖母たちが以前住んでいた家の前を通ってお墓参りへ。
子どもの頃はお盆の時期に親戚たち皆でお花やお供え物、水を入れたやかんなどを持ち、ぞろぞろと歩いてお墓参りへ向かったものです。
この日はお盆前、ひとりでのお墓参りでした。
お墓参りを終え、次は「大石ダム」です。
前回大石ダムに行った際には関川村の「大したもん蛇まつり」で練り歩く大蛇がトンネル内に吊るされていましたが、今回は留守のようでした。大蛇と言えば鶴ヶ島でも「脚折雨乞」にて大蛇が市内を練り歩きましたが、こんな共通点があったのですね。
この大石ダム、他のダムには無い特徴があります。
他のダムでは水位が下がった時にダム内側の茶色い斜面がむき出しになりますが、大石ダムは水位が下がるとすぐに黄緑色の植物に覆われます。これが実に鮮やかできれい。
詳しいことはダムのインフォメーションハウスで知ることができます。
今何気に人気のダムカードもインフォメーションハウス内にありました。
次は関川村の中心地です。
関川村役場の周辺には国指定重要文化財の「渡邉邸」、「佐藤邸」、村指定文化財「東桂苑」、昔から米沢に通じる街道があったことから「せきかわ歴史とみちの館」などがあります。
今は「道の駅関川」が近くにあるので、そこに車を止めて散策するのをおすすめします。
道の駅には温泉施設もあるので、散策後は温泉で汗を流すなんてこともできます。
私も道の駅に車を止め久しぶりに周辺を散策、米坂線の越後下関駅まで足を伸ばしてみましたが、昔なら村の玄関口だったであろう越後下関駅も私が子どもの頃と比べると寂しい状態でした。
今は駅に跨線橋がありますが、私が子どもの頃は跨線橋が無く、線路に降りて反対側に渡っていました。何気にそれが楽しみでもありました。
関川村を確認するかのように見回ったあと、親戚の家に立ち寄って米沢のお土産などを手渡し帰って来ました。
ちなみに、私一人で立ち寄るときはいつもアポなしの突然です。
祖母がいた頃は、突然訪問するとすごく喜んでくれて、その時の笑顔が今でもはっきりと記憶に残っています。